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2012年03月28日
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プロジェクトのリーダシップとコミュニケーション

プロジェクトマネジメントオフィス
第11回  ジョハリの窓  (2010.11.19)


◆ジョハリの窓

先日、ファシリテーションとコミュニケーションの研修を実施しました。

ファシリテーションには、準備、導入、整理、合意の4つのステップがあって、という基礎の話をしたのですが、その中でも、特に重要なことが、導入ステップであり、対人関係のスキルです。

話し合いの発散・収束フェーズの中で言いますと、発散フェーズであり、

・傾聴:積極的に耳を傾け、どんどん話をしてもらう
・質問:発言を掘り下げたり、視点を変える質問や意見の確認をすることで、発散させる
・柔らかく主張:あまりにも方向性が異なる場合などに、こんな意見もありますよと他の人の意見のように言いながらも主張する

の3点がポイントになっています。

そして、この話し合いをコミュニケーションとして見ると、

送り手と受け手の間には、その話について、自分と他人、知っていると知らないの2×2のマトリクスの関係があります。

それを窓に例えて、ジョハリの窓(1961年に心理学者ジョセフ・ラフトとハリー・インガムが考案)では、

・自分は知っている、他人も知っている部分:「開放の窓(公開された自己)」
・自分は知っているが、他人は知らない部分:「秘密の窓(隠された自己)」
・自分は知らないが、他人は知っている部分:「盲点の窓(自分は気づいていないが、他人からは見られている自己)」
・自分は知らないし、他人も知らない部分:「未知の窓(誰からも知れれていない自己)」

と呼んでいます。

コミュニケーションには、コンテキストの共有が重要ですが、ジョハリの窓においては、開放の窓の部分を広げていくことがコンテキストの共有につながります。

1.秘密の窓の部分を狭め開放の窓を広げる
2.盲点の窓の部分を狭め開放の窓を広げる
3.未知の窓の部分を広げ開放の窓を広げる

ことが重要です。

1.では、他人が知らない部分を知ってもらうこと(自己開示)であり、そのためには、自分のことをさらけ出す雰囲気や聞いてもらえるという状況や傾聴が必要です。

2.では、自分が知らないことで他人が知っている部分を自分が知ること(フィードバック)であり、他人からは、気づかせる、考えさせるための質問や考えを伝えることが必要です。

3.では、未知の部分を探求するために、思わぬ自分を発見するためにいろいろな角度から考えていくための質問が必要です。

このように、ファシリテーションの導入ステップでのポイントである、傾聴、質問、柔らかな主張は、どんな場面でも重要であり、ジョハリの窓を意識しながら、質問を繰り出していくことでコンテキストの共有につながっていきます。

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著者紹介
プロジェクトマネジメントオフィス
プロジェクトマネジメントのセミナー、人材育成コンサルティング、プロジェクトマネジメントオフィス運営コンサルティングなどについて、PMIなどの標準を背景にしながらも独自のプログラムを提供しているコンサルティングファーム。

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