| 概要 |
プロジェクトを中心とした経営の中では、プロジェクトマネジメントは「プロジェクト管理のプロセス」であるとともに、「ビジネスのプロセス」でもあります。
例えば、この認識を代表する問題に、スコープ変更の問題があります。商品開発が進んでいるときに、競合が同時期により性能の高い商品を上市することが判明しました。さて、どうしますか?という問題です。伝統的なプロジェクトマネジメントの考え方では、できる限り納期を前倒しにして、現行のスコープで開発を終えることが望ましいとされます。
つまり、プロジェクト管理の方が優先していたわけですが、最近はこのバランスが変わりつつあります。納期や(開発コスト)を犠牲にしてでも、競争力のある商品を開発すること、つまりビジネスのプロセスに比重が置かれるようになってきました。
もう一つ例を挙げましょう。SIプロジェクトで、顧客のビジネス環境の激化でプロジェクトの途中で顧客要求が変わることが増えています。このような場合、従来であればとにかく契約の仕様でプロジェクトを終えることが重視されていましたが、今では、納期は遅れても、あるいは予算をオーバーしても「有用なシステム」を開発することが重視されることが増えてきました。ここでもやはり、プロジェクトマネジメントがビジネスのプロセスに重心を置き始めていることがわかります。
このように従来は目標としたスコープに対するQCDの達成一辺倒だったプロジェクトの成功基準に変化の兆しが見えています。しかし、多くの組織では、プロジェクトマネジメントはQCDの目標達成をターゲットにして導入されていますので、ビジネスのプロセスをマネジメントするというニーズに対応できなくなっています。
では、ビジネスのプロセスをマネジメントするプロジェクトマネジメントで新しい成功基準は何に置かれるべきなのでしょうか?
「価値(バリュー)」です。この傾向は、日本プロジェクトマネジメント協会の提唱する先進的なプロジェクトマネジメント標準P2Mにバリューマネジメントが含まれていることがグローバルに評価されていることからも明らかです。
価値に注目し、目標をする価値を実現しようとしたときに、個別のプロジェクトだけで閉じて考えると手詰まりになることがよくあります。そこにもう一つのポイントがあります。新しい成功基準として価値を考える場合に、価値を高めることは一つのプロジェクトで完結するとは限らないということです。例えば、SIプロジェクトの部分リリースがその典型的な例です。業務サービスのシステム開発を考えて見ましょう。競合の動きがあったときに、一部を早期にリリースすることによって競合に対抗できればそのシステムはより大きな価値を生むことになります。そして、残りは別プロジェクトとして開発していくことによって、トータルの価値は最大化されるわけです。
このような考え方はプログラムマネジメントの考え方に他なりません。
このセミナーでは、前半は価値実現を念頭においてプロジェクトの成功を捉える方法についてお話しし、実際に価値定義とプロジェクトの成功定義の演習をします。
後半では、プログラム/プロジェクトマネジメントによって価値を如何に実現していくかを具体的に説明し、演習としてプログラムの計画とプログラムに含まれるプロジェクトマネジメント計画を策定する演習を行います。
なお、本セミナーはPMBOKの知識を前提にしていますので、ご注意ください。PMPの資格を持つほどの知識は必要ありません。プロセスと言葉が分かっていれば十分です。
(このセミナーは7PDU取得できます)
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| 場所 |
ヴィラフォンテーヌ汐留コンファレンスセンター(アクセス) (東京都港区) |
| 日時 |
2010年11月29日(月) 10:00-18:00(9:40受付開始
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| 講師 |
好川哲人(エム・アンド・ティ・コンサルティング、MBA) |
| 受講料 |
34,000円(PMstyle+プラチナ会員発足記念特別価格:税別) 【 PMstyle+会員登録はこちら】
40,000円(PMstyle+ゴールド会員価格:税別)
45,000円(非会員:税別)
※複数名割引について(非会員のみ)
2名以上でのお申込につきましては、お問い合わせください。 |
| 定員 |
20名(最小実施人数 10人)
※応募者が10人に満たない場合には中止することがありますので、ご了解ください。 |
| 対象者 |
シニアプロジェクトマネジャー、プロジェクトマネジャー、プロジェクトリーダー、、PMOスタッフ |
| 主催 |
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス |
| セミナー運営 |
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス(受付、受講票送付、請求、本セミナーへの問い合わせはプロジェクトマネジメントオフィスが行います) |
| 備考 |
本セミナーの開催に当たり、事前に受講生と講師とTwitterで問題意識の共有、セミナーに対する要望の共有を行います。その内容をセミナーの前提にはしませんが、できるだけ参加されることをお勧めします。参加を希望される場合、TwitterのIDを取得の上、http://twitter.com/PMstyle_Tweetにアクセスし、フォローをしてください。 |